佐野市: 東光寺

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概要・歴史・観光・見所
東光寺(佐野市)概要: 亀峰山東光寺の創建は延暦年間(782〜806年)伝教大師最澄が自ら彫刻した7体の薬師如来像の中で5番目のものを本尊として開いたのが始まりとされます。伝承によると本尊となる薬師如来像を託された広智上人が像を車に載せ関東を巡錫し当地に来訪した際、急に車が動かなくなった為、仏意と悟り、当地の領主にその故を話すと寺領が寄進され七堂伽藍が整備されたと伝えられています。その後荒廃しましたが康元元年(1256)、鏡堂覚円(建長寺第7世)が天台宗から臨済宗に改宗し月洲法乗禅師を中興開山として自らは2世となっています。江戸時代に入ると佐野藩主堀田家の領内菩提寺として庇護されて寺運が隆盛し地域を代表する大寺院となっています。中門は佐野陣屋(植野城)の大手門として建てられたもので明治4年(1871)に佐野陣屋が廃城になった後の明治9年(1876)に移築したもので、江戸時代後期の城郭建築の遺構で貴重である事から昭和60年(1985)に佐野市指定有形文化財に指定されています。和算額は天保12年(1841)、植野村住民の野村八右衛門吉久が奉納したもので、栃木県内では4番目の古さを誇る貴重なものとして昭和63年(1988)に佐野市指定有形民俗文化財に指定されています。境内にある榧(樹高約20m、推定樹齢300〜500年)と広葉杉(樹高約25m、推定樹齢300〜500年、とちぎ名木100選)は昭和60年(1985)に佐野市指定天然記念物に指定されています。山門は入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚楼門、下層部両側に仁王像安置。薬師堂は入母屋、銅板葺、平入、桁行3間、正面3間軒唐破風向拝付き。佐野板東三十三観音霊場第13番札所。宗派:臨済宗建長寺派。本尊:薬師如来像。
東光寺
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