東北地方三大半島(男鹿半島・津軽半島・下北半島)

秋田県の建築と街並み名勝・旧跡>東北地方三大半島(男鹿半島・津軽半島・下北半島)

男鹿半島
男鹿半島(秋田県)概要: 男鹿半島は秋田県を代表とする観光地として有名で年間を通して多くの観光客が訪れています。男鹿半島男鹿半島は元々火山島だったとされ、奇形奇岩や水蒸気爆発によって作られたマール湖(一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟)や男鹿温など泉半島のいたるところでその形跡を見る事が出来、その独特な景観は時には信仰の対象や伝説の原点にもなっています。その後、長い年月をかけ雄物川と米代川によって運ばれた土砂が島を囲むように堆積し今日に見られるような男鹿半島の姿を形成しています。そのような過程を経て男鹿半島が形作られている為、日本海に突き出た突端が断崖絶壁で両脇が長い砂浜が続くといった特異の存在に信仰にもなっていて、特に「北前船」などの船乗りや漁師、漁業関係者からは海路の目印になる存在として大変信仰深い場所だったそうです。中世には修験僧の修業場として山岳信仰の盛んな場所となり、現在でも男鹿半島には「赤神神社五社堂」や「真山神社」、「万体仏男鹿半島などの遺構数多く残っています。戦国時代になると、安東氏が男鹿半島周辺を支配下とし、全国的にみても大規模な山城と言える脇本城を築城し、拠点の1つとしました。安東氏は海に関係が深い大名といわれ、海運の押さえどころとして男鹿半島を見ていたようで、菅原神社や星辻神社、増川八幡神社など安東氏縁の神社仏閣も数多く存在します。江戸時代には佐竹氏が赤神神社や真山神社を領内12社の一つとして崇敬し、秋田三十三観音霊場である「長楽寺」には多くの奉納物を寄進しています。これらの事を踏まえると自然や景勝地といっただけでなく違った面で男鹿半島を見直せて面白いかも知れません。自然や文化、「なまはげ」を代表とする風習などどれを取っても男鹿半島への興味が尽きることはありません。

津軽半島
津軽半島(青森県)概要: 津軽半島は本州の北端の半島のひとつで日本海、津軽海峡、陸奥湾に囲まれています。津軽半島津軽半島の東側の平館から竜飛岬、西岸の権現崎、青森県の日本海側である深浦、岩崎海岸、十二湖、岩木山までが津軽国定公園に指定されています。津軽半島の北端である竜飛岬から袰月海岸は海岸段丘が見られ竜飛岬から権現崎は岩石海岸が続き、竜飛岬から東南東に向かっては津軽山地と呼ばれる山脈が続きます。権現崎からは南北約30キロ、東西3〜5キロ程の砂丘で構成されている七里長浜が続きその内側には十三湖という内潟があります。 又、源義経の北行伝説の舞台でもあり、竜飛岬に程近い三厩には義経縁の龍馬山義経寺が境内を構えています。

竜飛岬(青森県)概要: 竜飛岬は津軽半島の最北端の岬で津軽海峡の対岸の20キロメートルで北海道の白神崎と対になっています。津軽半島竜飛岬の名称の由来はアイヌ語で「タムパ:刀」が転訛したとも竜が飛ぶがぐらいの強風が吹くとも言われています。竜飛岬の形状はデイサイト、安山岩の火砕岩で形成された海抜100m前後の台地で、三方が急崖、頂上が緩やかな平地となり竜飛埼灯台やススキの草原が広がり、冬は風が強すぎて深く雪が積もることがないそうです。古くから津軽半島の景勝地としても知られ吉田松陰、大町桂月、大久保武雄、佐藤佐太郎、川上三太郎、太宰治など多くの文人墨客が竜飛岬を訪れており、吉田松陰は「 外国船が自由に往来している津軽海峡を、竜飛岬から見たかった。 」と語っていたとされ、太宰治は著書「津軽」の中で「 ここは本州の袋小路だ。諸君も銘記せよ。 」と記しています。現在の竜飛岬は観光地として整備され展望台や多く石碑や文学碑、車が通れない国道階段などがあります。竜飛岬は津軽国定公園として指定されています。


下北半島
下北半島(青森県)概要: 下北半島は青森県の北東部にある半島で大間崎は本州最北端にあたり、下北半島太平洋、津軽海峡、陸奥湾に囲まれ対岸には北海道と津軽半島があります。下北半島は野辺地町から大きく湾曲し上空から見ると鉞(まさかり)の形になっていて鉞部分は標高879mの釜臥山を中心に恐山山地(下北半島の南西から北西にかけて広がる山地)が広がっています。下北半島の中心部に山地がある為、西側が日本海気候、東側は太平洋気候と狭い範囲で自然環境が異なり、本州最北端ということからニホンザル、ツキノワグマ、ニホンカモシカ、シュレーゲルアオガエルの繁殖地などが日本固有種の北限となっています。下北半島の代名詞でもある恐山は那須火山帯に属する休火山で中心にはカルデラ湖でもある宇曾利山湖(恐山湖)があり周囲は硫気や水蒸気が噴出し植物が育たず荒涼とした空間が広がっています。恐山下北半島の広がる空間は古くから信仰の対象となり死者の魂が集まる霊場として多くの信者が参拝に訪れ「イタコ」の風習も残っています。下北半島は平地が少なく西側には仏ヶ浦願掛岩などの景勝地があり仏ヶ浦を訪れた大町桂月は「神のわざ鬼の手造り仏宇蛇 人の世ならぬ処なりけり」と絶賛しています。又、下北半島は休火山ということもあり温泉も豊富で恐山温泉をはじめ、薬研温泉や湯野川温泉、下風呂温泉などがあります。下北半島は昭和43年に「下北半島国定公園」に指定され昭和51年に「縫道石山・縫道石の特殊植物群落」に指定、昭和59年に「国指定下北鳥獣保護区(希少鳥獣生息地)」に指定されています。

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