燈籠:三重県編

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観音寺
観音寺
場 所 ・三重県津市大門
制作年 ・寛永5年=1628年
制作者 ・−
奉納者 ・藤堂高虎
材 質 ・青銅製
寸法等 ・−
文化財 ・津市指定有形文化財
備 考 観音寺は和銅2年に漁師が出漁した際に引き上げた網に偶然観音像が引っ掛かていた事から、仏の意と感じ取り一宇を設けて本尊として開創したと伝えられる寺院です。室町時代には足利将軍家、戦国時代以降は津城の城主が帰依し篤い保護を受けました。江戸時代後期に御伊勢参りが盛んになると、津城の城下を宿泊や休息で利用する人が急増し、その際に観音寺も参拝しました。

専修寺
専修寺
場 所 ・三重県津市一身田町
制作年 ・延宝7年=1679年
制作者 ・辻越後守陳種
奉納者 ・小嶋覚誉比丘、内房妙正比丘尼、小嶋角兵衛慶次
材 質 ・青銅製
寸法等 ・-
文化財 ・津市指定有形文化財
備 考 専修寺の銅燈籠は辻越後守陳種の代表作として知られています。辻越後守陳種は鋳物の名工として知られ、四天王寺の梵鐘や浄明院の梵鐘、観音寺の銅製燈篭、天然寺の梵鐘などを手掛けています。

賢明寺
賢明寺
場 所 ・三重県津市久居元町
制作年 ・貞享2年=1685年
制作者 ・太田久右衛門正儀
奉納者 ・藤堂高通
材 質 ・青銅製
寸法等 ・高さ2.4m
文化財 ・津市指定有形文化財
備 考 賢明寺は奈良時代に聖武天皇の勅願で行基菩薩が開創したと伝わる寺院です。戦国時代の兵火で衰退したものの実順法師の尽力により再興、その後は久居藩主藤堂家の篤い帰依により保護されました。銅灯籠は初代藩主藤堂高通が奉納したもので、灯籠には藤堂家の家紋である蔦紋と三頭藤巴紋が掲げられています。

延寿院
延寿院
場 所 ・三重県名張市赤目町長坂
制作年 ・徳治2年=1307年
制作者 ・−
奉納者 ・−
材 質 ・石製(花崗岩)
寸法等 ・高さ227cm
文化財 ・国指定重要文化財
備 考 延寿院は役行者が開創したと伝わる寺院です。承保年間に正緑和尚が役行者が修行したと伝わる赤目滝を見つけ、保安3年に延僧和尚が寺院としての体裁を整えています。その後は赤目滝が修験僧の恰好の修行場として発展しています。江戸時代に入ると藤堂高次が重い眼病を患い、延寿院で祈祷すると不思議と快癒した事から祈願所として庇護されました。

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