燈籠:岐阜県編

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長滝白山神社
長滝白山神社
場 所 ・岐阜県郡上市白鳥町長滝
制作年 ・ 正安4年=1302年
制作者 ・−
奉納者 ・−
材 質 ・石製(安山岩)
寸法等 ・高さ305cm
文化財 ・国指定重要文化財
備 考 長滝白山神社は奈良時代に白山を開山した修験道の高僧泰澄大師によって開創されたと伝わる神社です。白山神を祭神として掲げる一方、実態は長滝寺と呼ばれる寺院で平安時代には比叡山延暦寺の別院となっています。白山信仰が広がると美濃国の白山登拝口である長滝白山神社は美濃馬場と呼ばれ、同じく加賀国の登拝口である白山比盗_社の加賀馬場、越前国の登拝口である平泉寺白山神社の越前馬場と共に白山信仰三馬場と称されました。最盛期には広大な社領を領し、分社や末寺が数多くありましたが、浄土真宗の台頭や度重なる自然災害や火災、兵火などで次第に衰微しました。

長滝白山神社(岐阜県郡上市):動画

岐阜県郡上市:動画

織部燈籠
織部燈籠を撮影した画像
場 所 ・岐阜県中津川市新町(間家大正の蔵敷地内)
制作年 ・慶長年間〜元和年間(1596〜1624年)
制作者 ・案出:古田織部正重然
奉納者 ・推定:隠れキリシタン
材 質 ・石製
寸法等 ・−
文化財 ・中津川市指定文化財
備 考 ・織部燈籠が建立されている間家は中山道の宿場町である中津川宿に屋敷を構え、東濃随一の豪商と呼ばれました。宿場内では年寄役などの上役を歴任、特に五代目の間半兵衛秀矩は国学者だった事から尊皇攘夷運動に傾倒し、桂小五郎が料亭やけ山に潜む手助けをしています。

間家(群馬県中津川市):動画

岐阜県中津川市:動画

中津川宿(中山道):動画

榊山神社
榊山神社
場 所 ・岐阜県中津川市福岡
制作年 ・元文三年戌年十月吉日
制作者 ・−
奉納者 ・西尾孫六郎勝房
材 質 ・石製
寸法等 ・高さ210cm、笠巾55cm
文化財 ・中津川市指定文化財
備 考 ・榊山神社は養老年間、荒田栄久が屋敷に降臨した牛頭天王の神霊が宿る苗木7本を植樹し社殿を造営し開創したと伝わる神社です。中世以降は領主である遠山家から篤く崇敬されました。

榊山神社(群馬県中津川市):動画

道分灯籠
場 所 ・岐阜県高山市江名子町字石切場441番地(荏名神社)
制作年 ・天保3年(1832)
制作者 ・−
奉納者 ・菊田秋宣
材 質 ・石製
寸法等 ・高さ180cm
文化財 ・高山市指定史跡
備 考 荏名神社の前が江戸街道と村道の分岐点だった事から19代大井郡代の元締である菊田秋宣から奉納されました。

道分灯籠には「左 江戸 みのぶさん ぜんこうじ 道」と「天保壬辰春三月 菊田秋宣」の他、秋宣が狂歌にも通じていた事から「行列の見事乗鞍かさが岳」、「やりさへ高くふれるしら雪 秋宣」の銘が刻まれています。

荏名神社(群馬県高山市):動画

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